はじめに・・

日本の歴史の象徴である着物は、江戸時代や鎌倉時代に、絵師や着物作家たちが素晴らしく艶やかな作品を数多く残してきました・・

私は、その日本文化の素晴らしさを終わらせる事なく、もっと多くの人たちに届けたい思いで、その歴代の作品を再生させつつ、新たなファッションとして、この「AAAPARE」(アーパレー)を誕生させました。

実際、今回使用している「丸帯」などは、江戸時代のものですが、私のデザインによって、煩わしい着付けを排除させ、誰にでも着こなせるラグジェアリーな世界を創作しています。他にも京都の歴史ある建造物に使用される飾り職人の技や、和の組紐も取り入れて、ジャパニズムモダンな世界を演出しています。

 

現代は、国連が2030年を目標に推奨したSDGsによる、「サステナブル(Sustainable)な社会」に向かって進んでいます。それは環境を壊さず、資源を捨てないで、未来の世代も美しい地球で平和に豊かに、ずっと生活をし続けていける社会のことです。

この混沌とした世の中、私はデザイナーとしての全てをかけ「AAAPARE=あっぱれで粋な世界」を提案し、ファッションで世界の皆さんを少しでも明るく元気になって頂きたい所存です。

そして、皆さんが住む地球の歴史を大切に感じながら、穏やかで豊かな生活が少しでも早く戻る事を祈っています。

2022年

紫藤尚世
SHITO HISAYO

東京都浅草に生まれる。
3歳から日本舞踊を習い、名取「青柳光輔」師匠としても活躍。
書道「梅畔」、華道「香里」でもあり、幼いころより着物に慣れ親しむ。
独自の「布合わせ、色合わせ、柄合わせ」によって「逆転の発想」を生み出し、まったく異次元の着物創りを完成させた「和装界」では他に例のない着物デザイナーの第一人者である。
和文化を始めとする着物を一般に広める事が目的の「あなたも主役のファッションショー」は、今年で24回目を迎える。2022年の今回も昨年に続き文化庁のAFF助成金を受け、日本の芸術文化にも大きく貢献している。

1972年:
着物を学ぶ為、巣鴨で露店から古着屋をスタートさせる。

1977年:
「紫藤尚世」の名前を「伝通院」の住職に頂き襲名披露。和装界には「絵師」や「着物作家」と言う呼び方があるが、紫藤は新たな発想で創作する「着物デザイナー」としてデビューする。

1984年:
綾瀬にSHITO着物ショールームをOPEN。

1986年:
表参道店と銀座西武デパートの2店舗同時OPEN。

1987年:
中森明菜「DESIRE 〜情熱〜」(日本レコード大賞受賞)のデザインを始め、水前寺清子の着物制作発表。

1998年:
着物を一般に広める事が目的の「あなたも主役のファッションショー」を第1回目を開催。

2003年:
当時話題の「 六本木ヴェルファーレ」にて、2000人規模の史上最大の「きものファッションショー」を実施。当時の全てのマスコミや世界的なニューヨークタイムスに取材される。

2005年:
マイケルジャクソンから着物の発注を受け、3枚目の制作途中に本人死亡。

2007年:
表参道2号店OPEN。

2016年:
日本とアフリカをエンターテイメントで融合させる社会貢献イベント「アフリカ零年」にファッションショーで参加。

2016年:
NHKワールド「TOKYO fashion Express」に取り上げられ世界配信され話題となる。

2016〜2017年:
「スポーツオブハート」に参加。オリンピックメダリスト高橋尚子さんが応援団長となり、障がい者も健常者も国籍も人種も性別も枠を越えて、ノーマライズな社会を目指すプロジェクトにて東京・大分で着物パフォーマンスを披露。

2019年:
表参道に最新3号店OPEN。相撲力士の白鵬も含めた数多くの有名人やタレント、スポーツ選手の着物デザインを数多く制作する。

2019年:
ドバイのハムダン皇太子が来店。着物を購入して独自のインスタにアップする。世界1437万人のフォロアーに公開される。

2022年:
ニューヨーク「トランプタワー」に紫藤着物販売を開始。それを見たメラニア夫人から着物数着の発注を受ける。

2022年:
10/30世界に向けて、SDGsやサステナブルをテーマにした新ブランド「AAAPARE(アーパレー)」を発表する。